背骨自体や神経、または筋肉に原因がある場合があります。女性は更年期を迎えたら骨粗鬆症になる割合が、急激に増えていきます。60歳以上の日本人女性において、『身長の低下』の自覚がある場合では53%、『背中の曲がり』を自覚している場合では63%に骨折が見つかっています。
骨粗鬆症による『いつのまにか骨折』は背骨がスカスカになり脆くなる事が原因で、気付かないうちに起こります。また、骨折をすればするほど、続けて骨折する可能性が高くなります。そのため、一つでも骨折していると周りの骨に負担がかかり、2つ、3つと骨折がドミノ倒しのように次々に起こっていきます。つまり、骨折が進んで、どんどん背中や腰が曲がってしまう可能性が高まるのです。場合によっては寝たきりになる事もあり、早期の発見、治療がとても大切です。